【バリアブル印刷】であなただけの1枚を

バリアブル印刷」とは、ナンバリング(通し番号)や宛名など1枚1枚の印刷物に異なる内容を印刷するものです。
「可変(かへん)印刷」とも呼ばれます。
今回はこの「バリアブル印刷」についてご紹介したいと思います。

 バリアブル印刷ってどんなもの?

通常の印刷は同じデザイン・内容のものを100部、200部…と印刷しますが、バリアブル印刷では100種類のものを1部ずつ印刷することができます。
年賀状作成ソフトなどでできる「宛名印刷」やワードでできる「差し込み印刷」がもっとも身近なバリアブル印刷ではないでしょうか。
チケットやくじの通し番号の印刷もバリアブル印刷の1種です。
また、文字列だけではなく画像も1枚1枚差し替えて印刷することができます。

バリアブル印刷を利用して、表彰状や修了証などのすべて名前が異なるものや、顧客ごとに異なるオススメ商品を記載したDMなどを作成することが可能です。
バリアブル印刷で作成できるものの例
 どうやって印刷するの?
プリントハウスでは、バリアブル印刷は刷版を使用しないオンデマンド印刷で行っています。
オフセット印刷の場合、例え1文字変えるだけでも新たな刷版が必要になるのでバリアブル印刷向きではありません。
※可変ではない部分をオフセット印刷した後、可変部分だけをオンデマンド印刷で刷り込むこともあります。

通常はエクセルデータなどを使用して専用のソフトでバリアブル印刷のデータを作成し、出力します。
シンプルな数字だけの連番であれば、エクセルデータがなくても作成できます。
エクセルデータはすでにお手元にあるデータも活用していただけます。

バリアブル印刷の工程イメージ

プリントハウスでバリアブル印刷用のデータを作成する場合、使用できるフォントや文字組(文字の間隔など)が限定されたり、異体字(はしごの「高」や立の「崎」など)を使えないことがあります。
フォントや文字組までこだわってバリアブル印刷がしたい!というお客様は、すべての個別データを作成していただきご入稿いただくことも可能です。詳しくは事前にご相談下さい。

 バリアブル印刷のポイントは?

バリアブル印刷で文字列などを入れ替えることはできますが、可変ではない部分は動かないので注意が必要です。
具体的にどういうことかと言うと、同じエリアに入るデータで文字数に大きな差があると、文字数の少ないデータでは隙間が空きすぎたり、逆に文字数が多いデータではエリア内に収まるよう文字が縮小されたりすることがあります。
また、画像データをバリアブル印刷する場合は、同じサイズの画像を用紙しておかないと、こちらも拡大・縮小されたり隙間が空く・一部が切れてしまう可能性があります。

自動レイアウトの結果イメージ

また、バリアブル印刷を行った後で折り加工などが発生する場合、加工時にヤレ(汚れや破損)が発生する可能性があるため欠番などのリスクがあります。
また納品の際、基本的にはエクセルデータなどの順番通りに並べていますが、梱包の都合でブロックごと順番が前後していたりする可能性もございます。
もちろん、どちらも気を付けて作業をしておりますが可能性として頭の片隅に置いていただければ幸いです。

                                                 

その他バリアブル印刷についての詳細はお気軽にお問い合わせください!

お問い合わせはこちらから